遊牧民の女性たちが家族の幸せを祈って織るギャッベ。
家族が笑顔で豊かに暮らせるように、縁起の良いモチーフを織りこんでいます。
今回は、なかでも人気のある代表的な絵柄と、そこに込められた意味をご紹介します♪
まずは、こちら…!
大人気の【ザクロ】のモチーフ。
たわわに実をつけた彩り豊かな木のデザインは華やかで目を惹き、特に大きなサイズの絨毯一杯に描かれたザクロの木は圧巻!
いつかこんな素敵なギャッベを敷いてみたい…と憧れていらっしゃる方も多いのではないでしょうか^^
ザクロは一つの果実の中にたくさんの種を宿すことから、『豊穣』や『子孫繫栄』のシンボル。
その種のように、人も羊もたくさん子どもを産み、豊かに栄えてほしいという願いが込められています。
ザクロの実には宝石のような赤い種がたくさん詰まっていて、『柘榴(ざくろ)石』と呼ばれるガーネットという真っ赤な宝石も、この美しい赤色に由来しているそう。
食べるとプチプチした食感で甘酸っぱいですが、血液を浄化し、美容にも効果があることから、イランでは『果実の王様』と呼ばれています。
イスラムの聖典コーランにも、ザクロは唯一神アラーが創造した5大果実のひとつであり、信仰心あるものが食べることのできる楽園の果実のひとつだといわれているそうです。
ちなみにザクロの皮は、乾燥させてギャッベの羊毛を染める染料にも使われるんですよ。
オレンジがかった美しい黄色に染まります。
↑ザクロの花。イランではなく、スタッフの家の庭に咲いていた写真です(笑)
イランの人々にとって身近でありながらも、病を払い、豊かさをもたらすとされる神聖なザクロの木。
ザクロの木が描かれたギャッベには、豊かさを呼び込む不思議な力が宿っていそうですね。
ナラザキ
お気に入りの1枚を見つけるのは大変ですよね。
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