こちらはイラン・カシャーンで織られた、クラシックかつ華やかさを湛えたペルシャ絨毯。暗色背景に明るい中央モチーフを配した構成は、カシャーン絨毯の中でも非常に印象的で、空間の主役として強い存在感を放つ一枚です。
四隅には、隅に鳥と花のモチーフが織り込まれているのが大きな特徴。
これはペルシャ絨毯において非常に象徴的な構成であり、自然・生命・調和・祝福などの意味を持つ意匠として古くから用いられてきました。中央から伸びるアラベスクが、空間に動きを与え、伝統と優美さを感じさせる作品です。
また、四隅のモチーフとその間に巧みに設けられた柔らかな余白が調和し、全体に穏やかな雰囲気と上品な印象を与えています。

















