イラン東部からアフガニスタン国境付近に暮らすバルーチ族が手織りした、伝統と個性が光るランナータイプのペルシャ絨毯です。
鳥は空を飛ぶ生き物であることから、「天と地をつなぐ存在」=神聖なメッセンジャーとも見なされ、精霊の守護・魂の導き手という意味が込められることもあります。向かい合った鳥のモチーフは、装飾としての美しさだけでなく、部族文化や精神性を表す象徴的な意味で、「調和」「対話」「繁栄」の象徴として、部族の祈りが込められています。
全体を彩るのは、深紅・濃藍・黒・生成りという部族絨毯ならではの落ち着きと力強さを併せ持つ配色。両端に広がる白地フィールドが光を取り込み、全体の印象を軽やかに引き立てる設計となっており、バルーチ絨毯には珍しい明暗の対比が楽しめる逸品です。

















