さて、今回は大人気のライオンギャッベについてご紹介していきます♪
迫力満点のライオンは、「力強さ」「たくましさ」「深い知恵」などを象徴するモチーフです。
ギャッベの産地であるイランにも、約100年前までは野生のライオンがいたそうですよ。
ライオンギャッベのなかでも最もスタンダードなこの構図。
太陽を背に剣を持ったこのライオンを一度はご覧になったことがあるのではないでしょうか?
「サーベルライオン」と呼ばれるこのデザインは、ライオンは男性を、うしろの太陽は女性を表しており、男性が女性を守っているのです。イラン革命が起こる前のイラン国旗には、このサーベルライオンが真ん中に据えられています。
国家を象徴するシンボルであったことからも、ライオンは『権力』や『威厳』を表しています。
また、ライオンは強靭な肉体と深い知恵を持つといわれる動物といわれ、とくに遊牧生活の中で家族を率いていく男性にとって、ライオンは男らしさのシンボル。
かつては部族や家族の長が座る場所にライオンギャッベを敷いていたそうですよ。
また、ライオンギャッベは女性が結婚するときに、夫となる男性が強くたくましい人であるようにと願いを込めて織るそうです。
やはり、男性性と縁の深い動物であることがうかがえますね。
4000年以上の歴史を持つペルシャ絨毯にも“狩猟文様”と呼ばれるライオンと人々が戦う場面や、ライオンが馬や羊を襲う捕食シーンなどが描かれたものが多く存在します。
実際に、古代から狩猟や、環境の変化で絶滅してしまいましたが、今も絨毯の中で愛され続けているどうぶつです。
ライオンギャッベの魅力はなんといっても、このユーモラスな表情やほかのギャッベには見られない大胆な構図!
実は、ライオンギャッベは今日のギャッベブームの火付け役と言われており、1970年代前半にアメリカでライオン柄のギャッベを集めた展覧会が大成功をおさめ、プリミティブアートとして世界中で人気を博したのが今日のギャッベブームへと繋がっていったのです。
『力』や『勇敢さ』を意味するライオンギャッベ。お家に敷けば、心強い守り神になってくれるかも??
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さて、今週末からはいよいよ地元福山で新作入荷フェアが開催されます!
ぜひ実物のギャッベの中でさまざまな文様をご自身の目で見てみてくださいね♪
お気に入りの1枚を見つけるのは大変ですよね。
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