みなさん、こんにちは。
今回は実際に遊牧民に会いに行ってきたお話です。
遊牧民に会いに、細く険しい道をひたすら進み、標高2,500メートル。富士山の7合目ぐらいの高さだそうです。空気がきれいでおいしい!背の高い木はあまり見当たらず、広大な大地が広がっています。
遊牧民は、ここでどのような生活をしてるのでしょうか。
到着すると、遊牧民の女性たちが民族衣装を着て出迎えてくれました。
テントの床には遊牧民が織ったギャッベが広げられていますね。遊牧民は食べる時も寝る時も絨毯の上で生活します。
遊牧生活に大きな家具は必要なく、くるくる丸めて持ち運べる絨毯が必需品だったんです。
ギャッベは厚みがあり丈夫なため砂地に直に敷いても大丈夫!私もこの上で一晩過ごしましたがギャッベのおかげで快適でしたよ。
ギャッベ織りを実際に見学させてもらいました。
大きいサイズになると横一列に並んで、織り進めていきます。もの凄いスピードで織っていきますが1日に数センチしか織れないそうで、大きいものだと完成まで3、4人がかりで1年ほどかかります。
この写真、何やってるかわかりますか?
なんとチーズを作ってるんですよ!
山羊の皮の袋を吊るしてその中に山羊の乳を入れます。
それを前後に40分~50分振って攪拌させていくと出来上がり。
チーズっぽい、酸っぱ~い臭いが漂ってきます。食べるのにちょっと勇気が必要です(笑)
こちらは放牧された羊さんたち。
放牧は、朝、夕と涼しい時間帯に行われ、男性の仕事です。
おなか一杯になると、遊牧民の男性と牧羊犬の先導で羊さんたちがテントまで戻っていきます。
羊は、ギャッベにもなり、食料にもなるので、遊牧民にとって大事な財産なんです。
食事もふるまっていただきました。量が大量で食べきれないほどです。
食事は絨毯の上に置かれ、みんなで料理を囲んでいただきます。
鶏肉や羊肉の煮込みなど、日本人の口に合いとても美味しかったです。イランでは、食事を運んでくれるのは男性の役目で、この日は息子さんが運んでくれました。
夜は遊牧民のみなさんと、歌って踊って楽しい時間を過ごし、おなか一杯、疲れ切った私はギャッベの上で爆睡できました。
遊牧民のみなさんは、私たちに素敵なおもてなしをしてくださいました。
ここで体験した貴重な体験は私の財産です。遊牧民のみなさんありがと~
最後までご覧いただいてありがとうございます。
坂口
お気に入りの1枚を見つけるのは大変ですよね。
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