みなさん、こんにちは。
今回は私が実際にイランに行った時訪れた「ペルセポリス」をご紹介します。
しかし暑かった!!
毎日気温が40度を超えるシラーズ。
湿気がなくてカラッしてると聞きますが、湿気がなくても暑いものは暑いです!
突き刺すような日差し、眩しくて目もまともに開けられません!イランの暑さの洗礼をうけながら見学してきました。
シラーズから約60㎞、今から2500年前、紀元前518年からダリウス一世が建設した古代ペルシア帝国の宮殿「ペルセポリス」
紀元前330年にマケドニアのアレクサンドロス大王によって破壊されるまで、都として栄えました。
積み上げられた巨石、高さ20m以上ある石の柱、精巧に彫られた彫刻の数々、現在の技術でも解明できない壮大な建築が今でも残っており、1979年に世界遺産として登録されています。
到着して、最初に私たちを出迎えてくれたのが、隙間なく積み上げられた巨石の壁。スパッと刃物で切ったかのような巨石の断面と、この巨石をどうやって積み上げたのかまだ解明されていません。
こちらの階段は一段の高さが10㎝と穏やかで、訪れた王様や権力者たちが歩きやすいようにしてあります。
階段を上がって現れたのが圧倒的な迫力の「人面無翼獣身像」。守護獣としてペルセポリスを護っています。
胸の上の部分にある、12枚の花弁文様は、天皇家の菊の家紋に、右回りの丸い文様は、大仏の頭の丸まった髪の毛「らほつ」に非常に似ています。この二つは、シルクロードを渡って日本に伝わってきたと言われているそうです。
「人面無翼獣身像」に背中を向けるように「人面有翼獣身像」が現れます。
体は牛、翼は鷲、頭は老人(頭が良い象徴) 頭が良く体は強く空も飛べる。守護獣としてペルセポリスを護っていました。
権力の象徴であるライオンを王様が剣で一刺しにしてます。
ライオンよりも王様の方が強い事を象徴しています。
このライオンの姿。オールドギャッベに出てくるのですが、今までライオンが踊っていたのかと思っていましたが、ルーツはここにあったのかと合点がいきました。
こちらのレリーフは長い間土の中に埋まっており綺麗な状態で残されています。
ライオンが狩りをしているように見えますが、有力な説は、春のシンボルライオンが、冬のシンボル牛を追い出している「春の訪れ」を意味するそうです。
このレリーフの上部にも菊の形をした文様がありますね。
当時、ペルセポリスを護るガーディアンは1万人いたそうです。
四角い帽子がペルシャ人。丸い帽子がメディア人を表しています。
髪の毛を見てみると、ここでも「らほつ」を見ることができます。
ペルセポリス全体をを小高い丘から撮影しました。
とても巨大な石の遺跡だということがわかっていただけますでしょうか?
この巨大な石の建造物やレリーフを目の当たりにし、2500年前にこんなに発達した文明があるとは驚きの連続でした。
他にも、大きな建造物や、レリーフがありましたが、特に私が感動したものを厳選してご紹介させて頂きました。
最後までご覧になっていただき、ありがとうございます。 坂口
お気に入りの1枚を見つけるのは大変ですよね。
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