イラン中部の古都・エスファハン。その名はペルシャ芸術の象徴であり、緻密なデザインと優雅な調和美で知られる最高峰の織産地です。
この一枚は、ネイビーとスカイブルーを基調に、中央に咲く花のようなメダリオンと、そのまわりを埋め尽くすように織り込まれた小花紋様が特徴。
深いネイビーの上に浮かぶ花々は、まるで夜明け前の庭園に静かに光が降り注ぐよう。スカイブルーの柔らかな明るさが全体に透明感を与え、一枚の中で“静けさと華やぎ”が共存します。
小花一輪一輪の織りは驚くほど繊細で、その立体感を際立たせるのは、職人が織り込む陰影の糸使い。光の角度によってブルーの濃淡が変わり、まるで花々が呼吸するかのように表情を変えます。
素材はウールとコットン。柔らかくしなやかなウールの質感と、綿の張りがもたらす安定感が心地よく調和し、足元に上質な弾力と温もりを感じさせます。
リビングや寝室、書斎のアクセントラグとしても最適。コンパクトながらも空間に知的な気品と穏やかな華を添える一枚です。

















