イラン南東部の古都・ケルマン。その絨毯は、まるで花々が咲き誇る庭園を織り上げたような、優雅で詩的な美しさで知られています。
この一枚は、ネイビーと白、そして淡いブルーを基調とした、透明感と格調が共存する作品。
深いネイビーが夜の静寂を、白と淡いブルーが朝の光を思わせ、一枚の中で“夜明け”のようなグラデーションを描き出します。
中央には花のようなメダリオンが静かに浮かび、その周囲を囲む花唐草は、小さな花々が寄り添うように織り込まれ、まるで風の中でささやき合う花園のような情景を生み出しています。
淡いブルーが光を受けてふわりと浮かび、ネイビーの深みが全体を優雅に引き締めます。
素材にはウールとコットンを使用。上質なウールのしなやかさと、綿の安定感が調和し、
柔らかな踏み心地と軽やかな質感を実現しています。この気品ある色合いと花の構図は、
リビングや寝室、書斎などに敷くと、空間に穏やかで知的な美しさを添えます。

















