みなさん、こんにちは!!
前回は糸紡ぎ~手織りまでのご紹介でしたが、今回はイランの首都テヘランにあるゾランヴァリの倉庫をご紹介します。
遊牧民が織ったギャッベは、テヘランの倉庫まで運ばれ最終仕上げをし、出荷されます。
まずは、こちら!
なんとギャッベの裏側をバーナーで焼きます。
焼くことで、ギャッベの無駄な遊び毛を焼き切り、ギャッベの結び目が固くなり丈夫な絨毯になります。こんな事したら全部燃えてしまうのではないか?と思いますよね。実は羊の毛は「難燃性」で黒く焦げるけど燃え広がらない性質を持っているんです。
最後にブラシでこすると、遊び毛が焦げてる部分が剥がれ落ちていきます。
羊毛ってすごいですよね。
シャーリングとは、不揃いな毛を専用のバリカンで刈り揃える事を言います。
こちらの男性は慣れた手つきで、次々とシャーリングをしていきますが、実はとっても重要な工程なんです。実際に私たちの肌に触れる部分ですので、毛足の長さがバラバラだと気持ちよくないですよね。
滑らかに、肌に触れてもチクチクしないように、熟練の技でしっかりと刈り揃えていきます。
こちらはゾランヴァリ社のクリーニング棟。ここでギャッベたちは汚れを落としキレイにしていきます。
横一列に並べられたギャッベを、男性が心地よいリズムで洗っていきます。それにしても、この鍬のような道具で洗ってもビクともしないギャッベはすごい!!
私も体験してみましたが、意外に難しい。途中でギャッベの毛足に鍬を取られてひっかかってしまい、工房の方のようにリズミカルにはいきませんでした。
この洗いの工程を、大量の水と専用の洗剤で表面、裏面ともに、2回この作業を繰り返していきます。
しっかりと洗った後は、脱水です。
大型の脱水機にギャッベを入れ、ブンブン回していきます。
小石が敷き詰められた、広~い土地にギャッベを並べ天日干ししていきます。
夏場は24時間。冬場は48時間天日干しをしていきます。
それにしても、すごい数ですね!一面のオールドギャッベ!
ギャッベは水分をよく含むのですが、暑く湿気が少ないイランではしっかり乾きます。
今回はここまでです。次回は一気に完成までご紹介しますよ~。お楽しみに!
坂口
【日時】
8/19(金)13時~19時
8/20(土)10時~19時
8/21(日)10時~17時
入場無料・予約不要・駐車場無料
【場所】
福山ビッグローズ
(広島県立ふくやま産業交流会館)
広島県福山市御幸町大字上岩成字正戸476-5
亀川で所有しているギャッベは全てオンラインショップに掲載しておりますので、こちらも合わせてご確認ください。
事前来場予約でオリジナルエコバックもプレゼントさせていただきます。
●「こんなに1度に沢山のギャッベを見たのは初めてです。目の保養になりますね」
●「広いスペースに並べてあるので見やすいです。自分のペースでゆっくりと見れるのが良いですね」
●「うわ~。気持ち良い。今持ってるギャッベと全然肌触りが違う。こんなギャッベがあるんですね。やっぱり実物を触らないと分からないですね」
●「出会ってしまいました」
●「創業74年で信頼ある会社なので間違いのないものだと思いました」
●「ギャッベを大事にされている思いが伝わり共感できました」
●「子供が気に入って自然素材なので安心して使えると感じました」
●「手入れがしやすく1年中敷きっぱなしでよいのですね」
●「よそで見たものより触ると全然違いますね。品質が良いのがよくわかる。もっと早くこんな品質があるのを知っておきたかった」
ギャッベとはペルシャ語で『毛足の長い絨毯』という意味です。
もともとはイラン南西部のザグロス山脈に住む遊牧民(カシュガイ族)が暑さ寒さをしのぎ快適に暮らすため、テントの下に敷く生活道具でした。
砂利や土の上に敷くため、お尻が痛くならないよう、毛足(厚み)が長く作られています。
遊牧民の女性が植物・風景など自然をモチーフにして感性で織り上げる、全て1点モノの世界に一つの絨毯です。
近年欧米を中心にデザインの芸術性に注目が集まり始め、また2012年には伝統的な織りの技法がユネスコの無形世界遺産に登録されたことから、日本でも雑誌やTVで紹介され広く普及するようになりました。
100%ウール、100%草木染めの手織り絨毯で、化学染料を一切使用していませんので、アレルギーをお持ちの方やお子様にも安心してお使い頂けます。
そして、素材のウールは吸湿性と保温性に優れているので、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。
お気に入りの1枚を見つけるのは大変ですよね。
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あなたの運命の一枚に出会うお手伝いをさせてください。